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エラーコード「-36」とは？
エラーコード「-36」は、macOSのFinderでファイルのコピー、移動、削除などの操作中に発生するエラーです。
エラーメッセージには、「“(フォルダ名)”内の一部のデータを読み込めないか書き込めないため、操作を完了できません。（エラーコード-36）」と表示されます。このエラーは、特に外部ストレージデバイス（USBメモリ、外付けHDD、SDカードなど）との間でファイルをやり取りする際によく発生します。
エラーコード「-36」の原因
.DS_Storeや._で始まる隠しファイルの破損- ファイルやフォルダのアクセス権限の問題
- 外部ドライブの接続不良やファイルシステムの不具合
- macOSのバグやソフトウェアの不具合
- ファイル名に使用できない文字や長すぎるパス名
エラーコード「-36」の直し方
対処法①：dot_cleanコマンドで隠しファイルを修正する
ターミナルで以下の手順を実行します。
- 「アプリケーション」>「ユーティリティ」>「ターミナル」を開く。
dot_cleanと入力し、半角スペースを入力。- 問題のあるフォルダをターミナルウィンドウにドラッグ＆ドロップ。
- Enterキーを押してコマンドを実行。
この操作により、隠しファイルが修正され、エラーが解消される可能性があります。
対処法②：アクセス権限を確認・修正する
ファイルやフォルダのアクセス権限を確認し、必要に応じて修正します
- 対象のファイルやフォルダを右クリックし、「情報を見る」を選択。
- 「共有とアクセス権」セクションで、自分のアカウントが「読み/書き」になっていることを確認。
- 必要に応じて、権限を変更。
これにより、アクセス権限の問題が解消される場合があります。
対処法③：ディスクユーティリティでドライブを修復する
外部ドライブに問題がある場合、ディスクユーティリティで修復を試みます。
- 「アプリケーション」>「ユーティリティ」>「ディスクユーティリティ」を開く。
- 左側のリストから問題のあるドライブを選択。
- 「First Aid（応急処置）」をクリックし、修復を実行。
これにより、ディスクのエラーが修正される可能性があります。
対処法④：macOSを最新バージョンにアップデートする
macOSのバグが原因でエラーが発生している場合、最新バージョンへのアップデートで解消されることがあります。
- 「Appleメニュー」>「システム設定」>「ソフトウェアアップデート」を開く。
- 利用可能なアップデートがあれば、「今すぐアップデート」をクリック。
アップデート後、問題が解消されているか確認してください。
まとめ
エラーコード「-36」は、主に隠しファイルの破損やアクセス権限の問題、外部ドライブの不具合などが原因で発生します。dot_cleanコマンドの実行やアクセス権限の修正、ディスクユーティリティによる修復、macOSのアップデートなどを試すことで、多くの場合解決可能です。問題が解消しない場合は、専門のサポートを受けることを検討してください。