Windows 11 で Google Drive(ストリーミングモード)を使用していると、
気がついたら Drive のアイコンが灰色になり、エクスプローラーに表示されなくなるという問題がたびたび発生します。
目次
■ 主な症状
- タスクトレイの Google Drive アイコンが灰色になる
- G: ドライブなどの仮想ドライブがエクスプローラーに表示されなくなる
- タスクマネージャーでは GoogleDriveFS.exe のプロセスは起動している
- アプリを再起動すると正常に戻る
■ 基本的な解決方法(応急処置)
この現象が起きた場合は、以下の手順で簡単に復旧できます。
- タスクマネージャーを開きます(Ctrl + Shift + Esc)
- GoogleDriveFS.exe を探し、**「タスクの終了」**で強制終了します
- スタートメニューから 「Google Drive」 を再起動します
これだけで、Drive が再度マウントされ、エクスプローラーにも表示されるようになります。
■ 想定される原因
この不具合の背景には、以下のような原因が関係している可能性があります。
- Google Drive アプリのストリーミングモードが、長時間稼働やスリープ復帰後に不安定になる
- 仮想ドライブ(G:)のマウントが解除されたまま復帰できない
- Windows の高速スタートアップや省電力機能が影響している
- ネットワーク切断時のDriveの内部エラー
1が原因として可能性が高いかなと思います。
■ 恒久的な対策(オプション)
◆ スリープや省電力設定の見直し
設定 > システム > 電源とバッテリー から、
スリープ時間を長めに設定するか、無効にします。
※スリープの有無に関わらず発生している様子?なので、効果はないかも
◆ タスクスケジューラによる自動再起動の設定
以下のスクリプトを定期実行することで、Drive の再起動を自動化できます。
taskkill /IM GoogleDriveFS.exe /F
start "" "C:\Program Files\Google\Drive File Stream\GoogleDriveFS.exe"
(※パスは環境によって異なる場合があります)
実行のタイミングが保存処理などと被るとあんまし良くないので手動がやはり安全ではあるかなと思います。
◆ Google Drive アプリの再インストール・アップデート
最新版に更新することで、バグが修正されている可能性があります。
■ おわりに
Google Drive のストリーミングモードは便利ですが、長時間の利用やスリープ復帰後に不安定になることがあります。
とりあえずの対処として「タスクキル → 再起動」が有効ですが、上記のような対策を組み合わせることで、より安定した運用が可能になります。